『自分の感受性くらい』ほか 茨木 のり子

  • 2012.12.31 Monday
  • 17:38
師走とはいうけれど、本当に慌ただしいまま大晦日を迎えることになってしまいました。生活のリズムも少々崩れていたせいか、何だか感性も鈍くなってきたような・・・。これはいかんなあ、と思って本棚を見ると、目に入ったのがこちらの本たち。



凛とした言葉のひびきが好きで、茨木 のり子さんの詩集はいくつか持っているのですが、代表作の『自分の感受性くらい』を読むと、喝を入れられた感じがします。

「ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて」で始まり、表紙の言葉で終わる詩ですが、痛いところを突かれる感じ。

タイトルだけでは、非常にきつい内容に思われるかもしれませんが、作者本人が自分自身を含めた相手に向かって言っている形なので、少しも嫌な感じはしません。むしろ清々しい。

解説など不要で、純粋に詩を楽しみたい方なら、写真(下)の花神社から出版されているシリーズもおすすめです。(この本には上記の詩は入っていませんが、別の単行本の形でまとまっています。)




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気持ちを新たに、来年はもっと充実したサイトにしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

*『倚りかからず』筑摩書房
 『永遠の詩 02 茨木のり子』小学館(自分の感受性くらい 収録)
 『食卓に珈琲の匂い流れ』花神社
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