『ポインセチアはまほうの花』ジョアンヌ・オッペンハイム/ファビアン・ネグリン

  • 2013.11.29 Friday
  • 22:41
11月もまもなく終わりですね。もう花屋さんの店先では、クリスマスリースやアレンジメントなどでいっぱいです。このシーズンならではの植物と言えば「ポインセチア」。今日は、赤と緑が美しいポインセチアにまつわる絵本を紹介します。



メキシコの山あいに住む女の子、フアニータ。クリスマスイブだというのに、あまり元気がありません。ピニャータ(くす玉人形)や果物がたくさんならぶ市場でもため息。

今年はお父さんが仕事を失ってしまって、クリスマスのおかしも買う余裕がないのです。ポサダのお祝いもなし。それは我慢できても、フアニータが一番悲しく思っているのは、イエス様へのおくりもの。

教会へいくのに、何も持っていくものがない、と思っているのです。「心こそが大事」と、お母さんに諭されても、教会の入り口で立ち止まってしまうフアニータ。

と、そこへ、不思議な優しい声が聞こえました。振り向くと天使の像が、フアニータを呼んでいます。「足元にある雑草を摘んで持っていきなさい。」と言う天使。

雑草を持っていくなんて・・・と思いながらも、フアニータは天使の像の足元から、両手いっぱい葉を摘みます。

どきどきしながら教会に入り、祭壇に進み出ると、緑の草がいつのまにか星形の真っ赤な花に変わっているではありませんか。

フアニータのまごころが生んだ花。それまで誰も見たことのない美しい花は、クリスマスの花と呼ばれるようになった、というお話でした。

キリスト教の中でもカトリックが多いメキシコならではのお話ですよね。店先のポインセチアも、これまでとは違った印象になりませんか?

*『ポインセチアはまほうの花』
ジョアンヌ・オペンハイム(作) ファビアン・ネグリン(絵)
宇野 和美(訳)
光村教育図書(2003年刊行)
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