応援してます!海外で活躍する日本の作家さん

  • 2014.01.13 Monday
  • 23:16
久々のブログになってしまいました。すみません。今日はちょっと、海外の絵本について掘り下げてみたいと思います。

当店で扱っている海外絵本は、現地で出版されたものが中心なので、その国の作家さんのものが多くなっています。でも、よーく見ていただくと、日本人の作家さんのものもちらほら。

『ぐりとぐら』のように日本で出版されたものが、他言語に翻訳されているものもありますが、最初から海外で出版されるケースも結構あります。



こちらはイタリアで活躍されている刀根里衣さんの絵本。ボローニャのブックフェアで、あちこちのブースを覗いていると、オレンジ色の表紙が、ぱっと目に飛び込んできました。

ごった返すブース内ではじっくり読めず、1冊だけ購入して持ち帰ってきたわけですが、読んでみると・・・可愛らしい絵だけではない深い内容のもので衝撃を受けました。(『Questo posso farlo』の内容はリンクから参照ください。)

続く『Dove batte il cuore』も、愛や思いやりがテーマの素敵な作品。昨年秋に出版されたのは、ちょっと小さいサイズの『Cioccolate per te』

この最新作では、うさぎとカップの形をした小鳥が、とっておきのホットチョコレートを作ります。テキストも少なく、絵だけでも十分に楽しめる作りなので、ギフトなどにも良いかもしれませんね。



こちらの絵本は、たかはし のぞみさんの作品。はりねずみの何とも言えない愛らしさに目が釘付け。最初はフランスで、次いで韓国語で出版された作品は、日本語に訳すと『はりねずみのたまご』。温かみのあるイラストとほのぼのとしたストーリーが良い感じです。

この他にもたくさんの日本人作家さんが、海外で活躍されています。作品によっては、逆輸入(海外で出版されたものを日本の出版社が版権を購入し、翻訳出版する)というケースもあるようですが、これは何とも複雑な思いがします。

日本で先に出版して、海外に広まっていくのが理想的な感じもしますが、欧米の翻訳絵本が多い日本では難しいのでしょうかね。

「日本の絵本の出版社には、国内の作家を育てる力がないのか」と、言われることもよくあるようですが、実際はもう少し別な理由があるような気がします。

作品によっては、海外でのほうが受け入れ易い作風もあるのではないか、という理由です。何度も引き合いに出して申し訳なのですが、『ぐりとぐら』などは、欧米の人から見ると、白地の多い背景が寂しく見えるらしいんですよね。

でもまあ何より大事なのは、作家の方々が、良い編集者(国内外問わず)と巡り会えて、ベストな形で絵本が出版されることだと思います。

書店である私は、ここで紹介するくらいしかできないけれど、応援しています!どこでどんな絵本に出会えるか、今年も本当に楽しみです。
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